香川県まんのう町で先月(5月)誕生したコウノトリのひなです。きょう(27日)ヒナに、識別をするための足環(あしわ)が取り付けられました。

午前9時ごろ、まんのう町を訪れた兵庫県立コウノトリの郷公園の職員が、高所作業車でヒナを巣から下ろします。

巣にいたヒナには、行動範囲などを把握するための足環がつけられました。

まんのう町では今年3月に、コウノトリの親鳥による巣作りの様子が確認されていました。

先月中ごろから2羽のヒナを育てていましたが、うち1羽はその後死んでいるのが確認されています。

残された1羽のヒナの体重は、4.5キロと、生育は順調だということで、今後、採取した血液などから性別を判断するとしています。

(兵庫県立コウノトリの郷公園 吉(上が土)沢拓祥さん)「足環装着時とかもすごく首あげて、結構元気にしてましたし、今も巣に返しても見ての通りすぐに立ち上がったりとかして、本当にそういう意味では生育状況本当にいいのかなと」

(まんのう町教育委員会 加納裕之さん)「本当に無事に終わって良かったなと思います」「健やかに育って無事巣立ちの日を迎えてほしいなと思ってます」

コウノトリのヒナは、来月中旬から8月にかけて巣立ちの日を迎えるとみられています。