学校の給食で食べている魚がどのように取られているかを学んでもらおうと、新潟県佐渡市で小中学生が漁船に乗り、漁を体験しました。
大謀網(だいぼうあみ)漁を体験したのは佐渡市 内海府小中学校の生徒や児童です。

『大謀網漁』は、定位置に仕掛けた網を引っ張り揚げて魚を捕獲する漁法です。

内海府小中学校では、2012年から地産地消給食に力を入れており、給食で食べている魚がどのように取られているのかを学んでもらおうと企画されました。

参加した中学生たちが実際に網を引き揚げ、メジマグロやイナダなどを取っていました。

【中学生】
「網を引くのって思ったより力が必要だったので、雨の時でも寒い時でも漁師さんは頑張っているんだなと思いました」

【内海府漁業生産組合 多田好正 組合長】
「漁業に興味を持ってもらって、地元の産業で働ていてみたいと思ってくれれば素晴らしいことだと思います」

地元の生産組合の人は、子どもたちにこうした仕事を体験してもらい、佐渡が誇る漁業にも関心をもってもらいたいと話していました。
