日本バレーボール協会は27日、ネーションズリーグ予選ラウンド第3週タイ大会(6月27日~7月2日)に出場する女子日本代表14人を発表した。主将の古賀紗理那(27・NECレッドロケッツ))、井上愛里沙(28・日本バレーボール協会)、石川真佑(23・イル・ビゾンテ・フィレンツェ/イタリア)らに加え、宮部藍梨(24・ヴィクトリーナ姫路)や2年ぶりの代表復帰となった長岡望悠(31)が今大会初めてメンバー入り。長岡は試合に出場すれば、2018年10月19日の世界バレーアメリカ戦以来の国際大会復帰となる。
日本の背番号「1」が代表のコートに戻ってくる。
長岡は2016年のリオ五輪でチーム最多得点を挙げ、東京五輪でもサウスポーエースと期待されながら、17年3月と18年12月に左膝前十字じん帯を2度損傷。
リハビリを経て2021年の東京五輪直前に行われた中国との親善試合に出場し、その後行われたネーションズリーグに帯同するも、練習中に右ひざを痛め、試合に出場することなく帰国。東京五輪のメンバーから漏れていた。
21/22シーズンはVリーグの出場は3試合にとどまるも今季は32試合に出場。「ここ何年かで本当に一番良かったので、シーズンが始まる前にケガなく最後までコートに立ち続けれたらいいなと思ってやっていた。結果的には思っていたよりすごく段階を上げることができたので良かったです」と手応えを感じている。
「やっぱりこういう年齢になって、まだ自分がワクワクしてチャレンジできるものがあるっていうのがすごくありがたいなと思います」。2度の大怪我を乗り越え進化を続ける長岡の活躍に、期待がかかる。
眞鍋ジャパンは、開幕戦の相手ドミニカを下し、3連勝で大会をスタート。第2週のブラジル大会最終戦で東京五輪金メダルのアメリカにフルセットの末競り勝つなど、ここまで5勝3敗としている。
第3週は舞台をタイに移し、28日にトルコ、30日にオランダ、7月1日にタイ、2日はイタリアと戦う。
【第3週 タイ大会メンバ―14人】
■セッター
6.関菜々巳(24・東レアローズ)
21.松井珠己(25・日本バレーボール協会)
■アウトサイドヒッター/オポジット
1.長岡望悠(31・久光スプリングス)
2.林琴奈(23・JTマーヴェラス)
3.古賀紗理那(27・NECレッドロケッツ)
4.石川真佑(23・イル・ビゾンテ・フィレンツェ/イタリア)
10.井上愛里沙(28・日本バレーボール協会)
37.和田由紀子(21・JTマーヴェラス)
■ミドルブロッカー
11.山田二千華(23・NECレッドロケッツ)
23.宮部藍梨(24・ヴィクトリーナ姫路)
24.入澤まい(24・日立Astemoリヴァーレ)
34.荒木彩花(21・久光スプリングス)
■リベロ
12.福留慧美(25・デンソーエアリービーズ)
29.西村弥菜美(23・久光スプリングス)