NATO=北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長は、北欧スウェーデンの加盟について協議するハイレベル会合を近く開催すると明らかにしました。

ストルテンベルグ事務総長は26日、訪問先のリトアニアで記者会見を行い、トルコのエルドアン大統領と電話会談したと述べた上で、スウェーデンのNATO加盟について協議するハイレベル会合を、来月11日からのNATO首脳会議の前にベルギー・ブリュッセルで開くことを明らかにしました。

会議にはスウェーデンとトルコの外相などが出席する見通しで、ストルテンベルグ氏は「スウェーデンのNATO加盟を進展させるためだ」と説明しました。

スウェーデンの加盟をめぐっては、テロ対策が不十分だとしてトルコが難色を示しています。

また、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏の反乱について、ストルテンベルグ氏は「プーチン政権の脆弱性を示している」と強調。「実際に反旗を翻した傭兵に頼ることがいかに困難で危険なことかも示している」と指摘しました。