サッカー明治安田生命J2のいわきFCは、24日、最下位の大宮に5得点を奪い、快勝しました。大けがから復帰した岩渕選手のゴールも飛び出し、会場は歓喜に沸きました。
J2で降格圏の21位に沈むいわきFCは、アウェイで一つ順位が下の最下位・大宮アルディージャと対戦しました。これまで21試合を戦い、リーグ最少の14得点で1試合平均0.6点と得点力不足に悩まされていたいわき。しかし、24日は怒涛のゴールラッシュをみせました。
まずは前半7分、有田からのクロスボールを吉澤がゴールへ流し込み先制ゴールを奪います。前半25分には、高い位置でボールを受けた宮本が鮮やかな個人技で大宮のゴールネットを揺らし追加点をあげます。
さらに、後半途中までにオウンゴールを含めて2点を追加すると、試合終了間際、嬉しい得点がうまれます。相手のミスを見逃さず、ダメ押しの5点目を奪ったのが、大けがから復帰したばかりの岩渕弘人選手です。
岩渕弘人選手「(リハビリの)最初はこんなにきついのか、想像以上のきつさがあった」
岩渕選手は去年10月、アウェイで行われた宮崎戦での試合中に、右足の前十字靭帯と半月板を損傷する全治およそ6か月の大けがをしました。それから8か月間、またピッチに戻って活躍するために長く苦しいリハビリを乗り越えてきました。
岩渕選手「去年やおととしのように自分なりにがむしゃらにひたむきに走って、一番は得点でサポーターの皆さんに勝利を届けられる姿を見せたいです」
そして見事、復帰戦でゴールをあげ、祝福を受けた岩渕選手。いわきFCは5対1で最下位の大宮を破り、田村監督新体制となり初勝利、6試合ぶりとなる勝利をあげました。
順位表を見ますと、降格圏の21位のままで変わりませんが、20位の栃木SCとはわずか2ポイント差です。次の試合の結果次第では降格圏から脱出するかもしれません。














