福島第一原発の処理水を海に放出するための海底トンネルの工事をめぐり、東京電力は、26日朝、トンネルを掘った「掘削機」の引き揚げ作業を完了したと明らかにしました。

東京電力は、25日処理水を放出するための海底トンネルを掘った「掘削機」の撤去を行う予定でしたが、海域にうねりがあり、作業を一時中断していました。

東電は、26日の早朝から作業を再開し、午前9時半に掘削機の引き揚げ作業を完了したということです。

処理水の放出設備の工事は大詰めを迎えていて、トンネルの出口部分に蓋を設置する作業を残すのみとなっています。工事完了後は、原子力規制委員会による使用前の検査に合格すれば、設備が整うことになります。