ロシアのルデンコ外務次官が北京を訪問し、中国の秦剛外相らと相次いで会談しました。民間軍事会社の創設者プリゴジン氏のロシア軍への反乱について中国側に説明を行ったものとみられます。

中国外務省によりますと、ロシアのルデンコ外務次官は25日、秦剛外相と馬朝旭外務次官と相次いで会談しました。

中国外務省はいずれの会談についても「中国とロシアの共通の関心事である国際・地域問題について意見交換した」としており、具体的な内容については明らかにしていませんが、プリゴジン氏のロシア軍への反乱についてロシア側が中国側に説明を行ったものとみられます。

ロシアによるウクライナ侵攻後、習近平国家主席がロシアを訪問しプーチン大統領と会談するなど、両国は友好関係を保つ一方、中国政府はウクライナやヨーロッパ諸国に仲介のための特使を派遣するなど、和平に積極的な姿勢を見せてきました。

今回の反乱がプーチン政権やウクライナ侵攻にどのような影響を及ぼすのか、中国側も高い関心を持って注視しているものとみられます。