23日、福島県会津若松市の80代の女性が「麻酔で声が変わっている」「カードを盗まれた」などとうその電話を信じ、現金150万円をだまし取られる被害にあいました。

警察によりますと、6月23日午後1時ごろ、会津若松市の80代の女性の家に、病院職員を名乗る男から「息子さんが吐血した。喉頭がんだった。麻酔で声が変わっている」などと電話があったあと、息子を名乗る男から「財布からカードを盗まれた。今日中に支払いをしなければならない。150万円を用意してくれ」などと電話がありました。

その後、女性の家に「息子の上司を名乗る男の息子」が現れ、現金150万円をだまし取られましたということです。

女性は一人暮らしで、翌日になって息子に電話したことで、詐欺の被害にあったことがわかりました。

警察は被害を防ぐため、「名指しされた息子などに確認すること」、「一人で抱え込まず、警察に相談すること」などを呼びかけています。