■MLB ロッキーズ 7ー4 エンゼルス(日本時間24日、クアーズ・フィールド)

エンゼルス・大谷翔平(28)が敵地で行われたロッキーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。2-2で迎えた5回の第3打席に、日米通算200号となる25号ソロを放ち勝ち越しに成功したが、チームは1点リードの8回に満塁弾を浴び、痛恨の逆転負けで3連敗。41勝36敗(貯金5)とした。

大谷は第1打席では二塁打を放ち、今季5度目の“サイクル王手”の活躍をみせるなど5打数3安打の活躍で、打率は.292から.298に上昇した。本塁打25は両リーグ単独トップをキープ。

この日、試合が行われたクアーズ・フィールドは標高1600mで空気抵抗が少なく、打者に有利な“打者天国”の地として知られている。大谷は21年のオールスターのホームランダービーに出場した際、150m級の特大弾を放っていた。

第1打席では初対戦となったロッキーズの先発K.フリーランド(30)に対し、インコースのボールを弾き返し、センターへの二塁打。3試合ぶりのヒットをマーク。第2打席は無死一塁の場面で初球を打って中飛に倒れた。

5回の第3打席は、2-2の同点で迎えた場面で先頭で打席に立ち、フリーランドの4球目チャンジアップをライトスタンドに運び、勝ち越しのホームランを放った。

6回の第4打席は、2人目・ランバートを相手に初球を弾いてライト前ヒット。あと三塁打を放てば自身2度目のサイクルヒット達成へ。だが1点リードの8回、2死二・三塁の場面での第5打席は、フルカウントから空振り三振に倒れ、サイクル達成はお預けに。

チームは直後の8回に2本のヒットと、守備のエラーで1死満塁に。ここで4番・ディアスに痛恨の逆転満塁ホームランを打たれ、4-7と試合をひっくり返されてしまった。