あと1か月あまりで開幕する青森ねぶた祭。今年、大型ねぶたは23台出陣し青森の短い夏を熱く焦がします。その運行団体の一つ青森市PTA連合会は参加者が500人を下回った場合、出陣40回目の今年を最後に撤退すると宣言し、あの手この手で存続の道を模索しています。
ねぶた師・内山龍星さんは祭の開幕まであと1か月あまりとなり、骨組みの制作を急ピッチで進めています。その作業場に、22日内山さんへ制作を依頼している青森市PTA連合会がポスターを張り出しました。そこに書かれていたのは…。“市P連大型ねぶたを「残す?」「無くす?」”いま、大型ねぶたは存続の岐路に立たされています。
※ねぶた師 内山龍星さん
「まさかという感じですよね。やっぱりそれだけ皆さん熱があってやっているので、逆に応援したい気持ちになりましたね」
PTA連合会の大型ねぶたは子供たちのふるさとを思う心を育くむために運行していて、ハネトや囃子方の参加は青森市内の小中学生に限定しています。ところが、祭に参加する子供の数は2004年の2296人をピークに減少傾向で、コロナ禍前の2019年は585人と約4分の1にまで減りました。
※青森市PTA連合会 棟方丈博 会長
「500人集まらないのであれば、文化継承の意味がないのかとの判断にいたり崖っぷちで500人という設定を設けさせていただきました。」
PTA連合会は8月3日から6日までの4日間の運行で延べ500人が集まらなければ今年の祭りを最後に大型ねぶたの運行を終了すると宣言。自ら“崖っぷち”と表現しながら子どもたちがまつりへ参加しやすい環境を整えるための改革に取り組んでいます。
※青森市PTA連合会 八重沢順子 副会長
「今回初めて、正装じゃなくても参加できることにしました。お母さんたちの着付けの負担、正装のものを揃える金銭面も考慮しました。仕事している人だと着付けのために早く帰ってきたり大変です」
まず、見直したのは跳人の「衣装」です。正式な衣装を小学生サイズ1人分そろえるには7000円から8000円ほどかかるため、学校が指定するTシャツと半ズボンを着てたすきをかければ参加を認めることにしました。
※青森市PTA連合会 棟方丈博 会長
「内山先生、報告があります。スクールジャージーでねぶたに参加することができるようになりました。」
※ねぶた師 内山龍星さん
「よかった、よかった」
※記者
「Q.何で参加する?」
※祭りに参加する子どもたち
「太鼓!」「笛!」「ハネト!」
「集まってほしい、500人以上」
ほかにも跳人がベビーカーを押しながら運行に参加することを認め、集合場所のラッセランドから遠い地区に住む人にはバスでの送迎も計画しています。さらに、囃子方では、これまで「七節」を完璧に演奏できることとしていた参加の条件を一生懸命練習に取り組めば認めることにしました。
※青森市PTA連合会 棟方丈博 会長
「今年1年続けたいのではなく、今回成功すると今後10年継続してできるような運行体制を今つくっています」
※ねぶた師 内山龍星さん
「やめるのは簡単。いかに継続するか。親が一生懸命やれば子どももそういう姿を見れば参加しよう熱意にもなる」
今年、ねぶた祭出陣40回目の節目を迎える青森市PTA連合会。存続の崖っぷちから新たな運行のあり方を模索しています。
<参加者の募集は、下記URLのホームページで7月12日まで受け付けています>
※参加には青森県PTA安全互助会の保険加入が必須になります。
青森市PTA連合会ねぶた参加申込フォーム
https://docs.google.com/forms/














