とさでん交通は昨年度の決算について、交通部門の営業損益が8億7600万円あまりの赤字だったと発表しました。
とさでん交通によりますと2022年度はバスや路面電車、高速バスといった交通部門の営業損益が8億7600万円あまりの赤字だったということです。赤字は前の年度よりも7億2400万円縮小していて、理由について「コロナ禍の影響緩和で利用者が増えたため」としています。
このうち高速バス事業の収益はおよそ2倍、また、貸し切りバス事業はおよそ1.75倍となっています。
(とさでん交通 樋口毅彦 社長)
「2年前の状況を考えるとここまで回復・改善をよくできたなというふうな思いはございますが、これからが正念場という思いです」
ただ、全体の収益はコロナ禍前の7割台となっていて、樋口社長は中期経営計画の中で2026年度に運賃を値上げする考えを示しました。路面電車と路線バスについては前倒しも検討しているということです。