宮崎県国富町の中学校で行われた珍しい取り組みです。
海ではなく、室内でサーフィンの気分を味わうことができるユニークな講座が開かれました。

(三浦功将記者)「きょうの波は最高!誰でも気分はプロサーファーです」

笑顔でチューブライディングを決める生徒たち。
これは、国富町の八代中学校で開かれた室内でサーフィン気分を味わう体験講座です。

体育館に準備されたのは、縦、横およそ10メートルのブルーシート。これをサーフボードに乗った生徒を包み込むように引っ張ると・・・
まるで、サーフィンをしている感覚が楽しめます。

この講座を開いたのは、子どもの成長をサポートする事業に取り組む宮崎市の「エープロジェクト」。

その狙いは・・・

(エープロジェクト 藤原和将社長)
「体に障害があったりとか、いろんな理由で海にいけない人たち、子どもたち、大人たちもいると思う。頭の発想の転換・考え方によって、室内でもサーフィンが体感できるような。それが福祉にもつながると思った」

室内でのサーフィンを通して福祉について考えてもらおうと開かれたこの講座。
生徒たちは、サーフボードだけではなく、車いすでもサーフィンの気分を味わえることを学びました。

(生徒)
「サーフィンやったことないが、やったような感じ」
「海みたいな感じでした。一人ができないことも、皆ですればできると思った」

(エープロジェクト 藤原和将社長)
「生徒たちが、自分たちが押したり、やり方を考えて、いろんなアイデアを出してくれて、すごく笑顔が見られたので良かった」

エープロジェクトは、この活動を全国に広げていきたいとしています。