医師が指摘『エステ店の知識不足』『管轄する行政組織がない』
エステ脱毛でやけどを負った患者を治療した経験がある岸和田形成外科の白川裕二医師は、施術するエステ店側の知識不足が問題だと指摘する。
(白川裕二医師)
「元々黒ずみがある方、肌の質として色黒の方というのはやけどが起こりやすいので、そういったものを評価せずに照射してしまうと当然やけどが起こります。医療脱毛を行う医師・看護師は共に国家資格を取得しています。体を扱う医療を専門としておりますのでエステティシャンの人とは知識が全然違う」
またトラブルを減らすためにはエステ脱毛を所管する行政組織が必要だと訴えた。
(白川裕二医師)
「料理店を開業する時にも当然保健所に登録・申請が必要だと思うんですけど、エステというのは登録が必要ない。そうすると何かトラブルが起こっても、行政としてもそこの管轄がないので指導のしようがない。体を守る、健康を守るという仕組みができていない。エステにおいてはそういう状況だと思います」
全国に約2万店以上あると言われているエステ脱毛店。“キレイになりたい”という思いを裏切らないためにも法整備が求められている。