豪雨や火災などの災害時に体を張って救助にあたる消防士。その消防士の救助技術を競う「消防救助技術岡山県大会」が岡山市で開かれました。今年は女性隊員の出場が過去最多になりました。

ロープやはしごをなどを使った消防救助技術を競います。

岡山市で行われた県大会には、県内14の消防本部から225人の消防士が参加し、7つの種目で救助技術の安全性や正確性などを競いました。

(訪れた人)「がんばれ~」

(訪れた人)「普段みんな一生懸命、訓練されてるんだなと思うと、安心して任せられるなって思います」

今回、参加した225人のうち12人が女性隊員です。過去35回の中で最多となり、女性隊員の力強い活躍が光りました。

3回目の出場となる倉敷市消防局の三村亜美さんは、西日本豪雨の際、救助にあたる消防隊員の姿に感銘を受けたことなどがきっかけで消防士を志しました。

(倉敷市消防局 三村亜美さん)「今もし災害が起きたら、私は助ける側になると日頃から自覚して、いつ災害が起きても対処できるような消防士になります」

初出場の隊員の姿も。岡山市消防局の南田彩伽さんは15メートルのはしごを登る「はしご登はん」に出場しました。

(岡山市消防局 南田彩伽さん)「一生懸命練習して、自分なりのベストが出せたのでよかったと思います。強くて優しい消防隊員を目指していきたいと思います」

緊張感の中で日頃の訓練の成果を披露し合った消防士たち。岡山県代表に選ばれた隊員85人は、7月に岡山市で開催される中国大会に出場します。

(“引揚救助”で1位通過した倉敷市消防局 片岡亮祐さん)「全員が同じ方向を向いて訓練を今までできていたので、それがきょう出せてよかったと思います」

「中国大会頑張るぞ!おー!」