幼稚園などの送迎バスで園児の置き去りを防ぐための安全装置について、設置が完了したのは2割に満たないことが県の調査でわかりました。

去年、静岡県の認定こども園の送迎バスで園児が置き去りとなり死亡したことを受けて、国は6月末までに安全装置を設置するよう義務付けました。

これを受け県が、県内の幼稚園などに対し設置状況を調べたところ、5月15日の時点で設置が完了したのは対象となる385台のうち74台で、全体の2割に満たないことがわかりました。

県によりますと、全国的に注文が集中していて、装置を入手する見通しが立たないことが主な理由だということです。
県はできるだけ早く設置するよう呼びかけています。