東京のオフィス街の一角に高知県産品が並びました。大手保険会社の協力で、外商フェアが開催され、高知県観光のPRも行われました。
「まるごと高知フェア」を開いたのは、東京にある「東京海上日動火災保険」や県などです。東京海上ホールディングスの取締役会長、永野毅さんが高知出身であることがきっかけで、およそ10年前から県内の様々な物産品を販売したり、観光情報を発信したりするフェアを開いています。
新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの開催で、会場には、県のアンテナショップ「まるごと高知」の売れ筋商品などが並びました。さらに、会場に隣接する食堂では、カツオのタタキを使ったメニューも提供され、大勢の人が、高知ならではの味覚を楽しんでいました。
(東京海上ホールディングス 永野毅 取締役会長)
「久しぶりに開催させていただいてたくさん人が入ってくれて私もうれしいです。高知にあるたくさんのいいものを全国に広めたいということではじめた。きょうは久しぶりなのでまずは今回の高知フェアを成功させて勢いをつけて、今度は関西でも、東京と関西と両方でできるようにどんどん広げていきたいなと楽しみにしています」
県が進める地産外商では、様々な民間企業との連携も積極的に行われていて、県地産外商公社も、こうしたタイアップが重要だと話します。
(県地産外商公社 井上竜次 外商第二課長)
「高知をまず知ってもらうということで、このように大企業と一緒になってその企業の従業員をふくめ高知の産品をいろいろと見てもらう、手に取ってもらうことによって高知の商品や高知のことに少しでも興味を持ってもらえればと思い活動している」
県地産外商公社では、県産品の販路拡大に向けて、今後も都市部の企業との連携を深めていく方針です。