
夏の定番飲料「麦茶」。
ノンカフェインで小さなお子さんも安心して飲めるため、麦茶を常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。
しかし、麦茶ならではの危険も…。
そこで、麦茶に潜む危険や正しい麦茶の作り方をご紹介します!
食中毒に注意!麦茶は30℃前後で細菌が増殖

麦茶は穀物が原料のため、細菌のエサとなる炭水化物が多く含まれています。そのため、麦茶は細菌が増えやすく、特に30℃前後の温度帯で細菌が繁殖しやすいと言われています。
麦茶は煮出して冷やすより水出しが良い!?

エフコープの実験によると、麦茶は煮出してから粗熱をとって冷蔵庫に入れるよりも、“水出し”の方が細菌は増えにくいそう。
一般的には、菌が1mlあたり10万~100万個検出されると衛生的ではないとされており、煮出して常温で冷ましたあとに冷蔵庫で冷やした場合は、6日目に基準値を超す結果に!
煮沸することで細菌はいったん死滅しますが、温度が緩やかな下がり方では細菌が繁殖してしまうことが考えられます。

一方、水出しの麦茶が安全に飲める基準値を超えるのは9日目。
煮出して粗熱をとってから冷やした麦茶と比べ、細菌の増殖スピードは遅いようです。
一番好ましい麦茶の作り方は、煮出してから“急冷”する方法。実験では9日経過してもほとんど細菌は検出されませんでした。
どの作り方でも5日目までは問題なく飲めるという結果ですが、作った麦茶を安全に飲み切るには4日目までが良いそうです!