緊張緩和につながるのでしょうか。中国を訪問したアメリカのブリンケン国務長官は習近平国家主席と面会しました。アメリカとしては今後、米中首脳会談につなげたい考えですが、両国の間には台湾問題など火種は少なくありません。

米ブリンケン国務長官「私たちは前進している」

中国の習近平国家主席との面会を終え、日本時間の午後8時ごろ会見したアメリカのブリンケン国務長官

ブリンケン国務長官
「私たちは前進し、前向きに進んでいます。しかし、どの問題も1回の訪問、1回の会話では解決できません」

中国訪問に手応えを示しました。
また、台湾については
「台湾海峡などでの挑発的な行為について懸念を伝えた」ということです。

ブリンケン長官はバイデン政権発足後、閣僚として初めて中国を訪問

6月19日夕方、習近平国家主席は落ち着かない様子でブリンケン長官の到着を待ちます。

短い挨拶と握手を交わすと…すぐさま、席に移動しました。

面会は北京市内の人民大会堂で35分間行われました。

習近平国家主席
「国と国との交流は常に相互の尊敬と誠意に基づいて行われるべきもので、ブリンケン長官が今回の訪問を通じて、中米関係の安定に積極的に貢献することを希望する」