性感染症の1つ、「梅毒」の感染者数が宮崎市で急増していて市は、今週金曜日、無料の出張検査を行うことにしています。梅毒が急増する背景や病気の恐ろしさについて医師に聞きました。
性行為などによって感染する「梅毒」。
宮崎市では、去年、過去最多の69人の感染が確認されましたが、今年は、先月末時点ですでに51人の感染が確認され、過去最悪のペースとなっています。また、去年の感染者数を年代別にみてみると、女性は20代が多く、男性は、20代から50代と幅広い世代で多くなっています。
なぜ、今、梅毒の感染者が増えているのでしょうか。
(愛泉会日南病院 峰松俊夫医師【ウイルス学】)「2010年の後半ぐらいから既に病原体としては増えていたという状態。SNSが発達すると、このご時世なので、人と人のつながりがさみしくなり、そういった人たちが関係を求めていろんな状態で行為に及ぶようになられたんじゃないかなと思ってます」
梅毒は、感染して3週間ほど経過すると、初期症状として、性器や口にしこりができたり、太ももの付け根のリンパ節が腫れたりしますが、痛みがないことが大半で、症状は、数週間で自然に消滅していきます。

そして、3か月ほどすると、病原体が全身にまわり、「バラ疹」と呼ばれる赤色の発疹が手のひらや足の裏、顔など全身に現れるようになりますが、これも数週間で症状が消えます。

しかし、病原体は体内に潜伏したままになっているということです。
(愛泉会日南病院 峰松俊夫医師【ウイルス学】)「3週間から3ヶ月にかけては非常に病原体が多い時期。治療はできれば2期(3か月)までにしていただきたい」
早めに治療することで治る梅毒ですが、放置すると、3年後には、ゴム腫と呼ばれる腫瘍ができ、皮膚だけではなく骨や筋肉、内臓にまで広がります。

そして、10年ほど経つと、神経障害など命に関わるような状態になることもあります。
(愛泉会日南病院 峰松俊夫 医師【ウイルス学】)「梅毒自体が非常にわかりにくい症状。発疹が出る病原体他にはいっぱいあるので、やはりそういった中で梅毒が原因だったかどうかというのを見極めるためには、梅毒の検査を受けられた方がいい。」

宮崎市では、今月23日金曜日の午後5時から午後8時までみやざきアートセンターで出張検査を行います。

検査は先着50人で事前予約が必要となっています。














