東京オリンピックで金メダルを獲得した山梨県笛吹市出身のレスリングの乙黒拓斗選手が足をけがしながらも全日本選抜選手権で優勝し、世界選手権の出場権を手にしました。

フリースタイル65kg級の乙黒選手は前日の準決勝で右足の甲を負傷し、決勝出場が危ぶまれていました。

決勝は2対0でリードし、残り45秒から一気に仕掛けます。
ローリングで4対0とリードを広げると、相手のバックを取り、さらに2点を追加。

試合終了間際にも得点を重ねて9対0で勝ち、マットを叩いて喜びを表しました。

乙黒選手は2023年9月の世界選手権出場が決まり、大会でメダルを獲得するとパリオリンピック代表に内定します。

乙黒拓斗選手:
ケガをしている状態でも自分のレスリング力でどうにかカバーできたのはすごく良かった。パリ五輪しっかり内定して、パリ五輪で来年金メダルとれるように頑張りたい。

このほか県勢は男子フリースタイル70kg級で山梨学院大学4年の青柳善の輔選手が優勝し、世界選手権出場を決めました。
一方、グレコローマンスタイルの韮崎市出身の文田健一郎はけがで欠場しています。














