コロナ禍前、5合目には年間500万人もの人が訪れ、駐車場の前でたびたび大型バスなどによる渋滞が発生していました。

つまり、訪れる人の管理と環境負荷の軽減が課題となっているのです。

登山鉄道が実現した場合のメリットに比較的雪に強いため通年での観光が期待でき、観光客が訪れる時期を平準化することや、排気ガスの削減などが考えられ、ユネスコの諮問機関イコモスも「多くの課題を解決するアプローチとなりうる」と評価しています。

5合目の観光客は
「登山鉄道やったらいいんじゃないですか、景色良いし、最高ですよね」
「山道の運転気を遣うので環境のためにも電車の方が良い」
「車を上がってこれないようにするのも環境を守るという面ではケーブルカーみたいなものは良いかもしれない」

一方、地元では富士山の課題を解決したいという共通認識はあるものの…