福島県川内村の平伏沼。標高およそ800メートルの山の上にあるこの小さな沼では今、新しい命が生まれています。

子ども「いたいた、動いてる」

主に木の上で生活するモリアオガエル。平伏沼はモリアオガエルの繁殖地として国の天然記念物に指定されていて、まさに今が産卵のピークです。水辺に垂れる枝先には、白い泡状の卵の塊を見ることができます。

この日は、村が企画する観察会も開かれ、訪れた人たちがカエルや卵をじっくり観察していました。

郡山市から来た子ども「すっげー吸盤!すげー」

環境省自然公園指導員 稲葉修さん「川内村の財産として子どもたちや大人たちに伝えて、未来につなげてもらえれば良い」

卵からは15日ほどでオタマジャクシがふ化するということです。