アメリカのブリンケン国務長官と中国の秦剛外相がきのう、北京でおよそ7時間半にわたり会談しました。米中の対立が深まる中、双方から緊張を緩和させたいとの意思が示されました。
アメリカ国務省によりますと会談は5時間半にわたって行われ、夕食会でも2時間近く意見を交わしました。
ブリンケン長官は誤解や偶発的な衝突を防ぐために開かれた対話の窓口を維持する重要性を強調したということです。
また、利害が一致する共通の課題についても協力を模索すると言及。緊張を緩和し関係を安定させたいとの意思が双方から示されたとしています。
さらに、議論を継続するために、秦剛外相をワシントンに招き、適切な時期に相互に訪問することでも合意したということです。
一方、中国外務省によりますと、秦剛外相は「両国関係の安定化を促進し、正しい軌道に戻すべきだ」と発言。ただ、台湾問題については「中国の核心的利益の核心で、最も突出したリスクだ」とし、アメリカの関与を強くけん制しました。
ブリンケン長官はきょう、中国の外交トップ・王毅政治局員と会談する予定です。
習近平国家主席との会談も模索されているとみられ、去年11月以来の首脳会談に向けた進展があるかも注目されます。
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