岸田総理は、核兵器の威嚇を続けるロシアによるウクライナ侵攻を許してしまえば核軍縮・不拡散に「決定的なダメージを与えることになる」と指摘した上で、ウクライナのゼレンスキー大統領も参加したG7広島サミットの意義を強調しました。

岸田総理
「核兵器を放棄した国(ウクライナ)が核兵器を持ってる国に威嚇され、そして侵略される。こういったことを許したならば、国際社会における核軍縮において、そして核軍縮・不拡散において、決定的なダメージを与えることになってしまう」

岸田総理は母校・早稲田大学での講演で、核兵器の威嚇によるロシアのウクライナの侵攻を許してしまえば、「やはり核兵器を持たなければ駄目なんだというメッセージを与えてしまう」と核軍縮・不拡散に危機感を示しました。

そのうえで、5月に行われたG7広島サミットにゼレンスキー大統領が参加し平和や核軍縮への思いを語ってもらったことについては、核軍縮・不拡散の「議論に重みを与えることになった」として、開催の意義を強調しました。