国賓としてインドネシアを訪問中の天皇陛下は、首都ジャカルタの都市高速鉄道の車両基地を視察されました。
天皇陛下は、日本時間の午後1時頃、ジャカルタの都市高速鉄道の車両基地に到着し、出迎えた関係者と握手を交わされました。
ジャカルタでは、深刻な交通渋滞を解消するため、インドネシアで初めて地下を走る都市高速鉄道の整備を進めていて、2019年に日本の支援により「南北線」が開業しました。
陛下は、車体を分解してすべての部品の検査を行う検修棟を視察し、日本が行っている支援について説明をうけられました。
その後、陛下は、日本のプロジェクト責任者に「どんなことに気をつけていますか?」とたずねられたほか、現地の技術者には「障害のある利用者への配慮はどうされていますか?」などと熱心に質問されていました。
続いて列車運行の管理などを行うエリアでは、陛下も車両に乗り込み、運転席から笑顔で手を振られました。
陛下は、29人の女性運転士がいることや、職員全体の3割が女性だという説明をうけられると、説明を担当したインドネシアの女性運転士に、「どうして運転士になりたいと思ったのですか?」と質問されました。
運転士が「近くに鉄道が走っていて、小さいころから運転士になりたいと思っていた」と答えると、笑顔で大きく頷かれていました。
皇后さまは、あすの公式行事に備え、体調を整えるため同行を見送り、ホテルで休養されています。
注目の記事
東日本大震災の2日前にM7.3の地震「その時に呼びかけていれば...」反省踏まえ運用スタート『北海道・三陸沖後発地震注意情報』 私たちは何をすべき?【災害担当記者が解説】

「下着が触れるだけでびりびり」帯状疱疹の恐怖 65歳以上に予防接種開始される どんな人が対象なのか?その費用は…?

【震度6強の地震】初の「後発地震注意情報」を発表 「最悪のケースは3.11」 今後1週間をどう備える?【news23】

水、食料、ガソリン、連絡手段…「1週間の防災対応」でやるべき備え 北海道・三陸沖後発地震注意情報が発表、去年の「南海トラフ臨時情報」発表時から学ぶ対応

【青森県東方沖地震】3メートルの津波って危険なの?津波は海面全体が持ち上がり襲ってくる…「波」と「津波」の違いと、津波が恐ろしい”その理由”

災害用の備蓄品「何日分必要か」実例を紹介 4人家族「飲み水だけで84リットル」他に何が必要か

北電泊原発3号機の再稼働“同意”の鈴木直道知事「脱炭素電源の確保で道内経済の成長や温室効果ガス削減に」「企業の投資促進や雇用拡大にもつながる」と説明

【速報】小泉防衛大臣「飛行訓練開始連絡あったが時間や場所など具体的な情報なかった」 中国メディアが「事前に日本側に通報」と主張する音声公開に反論

中国メディア「高市内閣は“被害者”装い、軍国主義的行為への注目そらしている」 レーダー照射問題などで識者の分析報じる

【地震被害の最新情報】地震による観光への影響続く「3・11以来…」キャンセル相次ぐ 八戸港では地面に亀裂 橋脚破損でJR八戸線は運転再開の見込み立たず… 八戸市内の小中学校はほとんど再開





