4年前の台風19号による被害を教訓に、逃げ遅れた人たちを救助する訓練が、福島県いわき市で行われました。

いわき市の中学校のプールで行われた訓練は、水害で逃げ遅れた人たちがいる想定で、生徒たちも参加して行われました。

訓練では、住宅のベランダと屋根に見立てた場所を設け、高い位置に避難している生徒たちを安全に、そして素早くボートで救助する手順を確認しました。

内郷消防署・水野誠副署長「(逃げ遅れた場合は)布を振るなどの工夫をして、いかに自分の存在に気付いてもらうか工夫を考えていただければと思います」

消防では、こうした訓練を通して大雨や台風の水害に備えるとともに救助に対応したいとしています。