熊本県はTSMCの進出に伴い、台湾との交流が活性化する中、農林水産物の輸出についても力を入れたい考えです。
県によりますと熊本県の農林水産物の年間輸出額は、コロナ禍でも増加を続けています。

2021年は95億9000万円と過去最高を記録して県が目標としてきた80億円を2年早く達成し、今年は110億円を目指しているということです。
現在の主な輸出先は中国と香港ですが、TSMCの県内進出に伴い、台湾との経済交流の活性化が期待されていることから、県は台湾への輸出を強化したい考えです。

具体的にはイチゴとメロンの輸出を想定していて、台湾の農薬基準に対応できるイチゴの生産や現地で人気が高いという果肉がオレンジ色の赤肉(あかにく)メロンへの品種転換などを行い「選ばれる商品づくり」を進めたいとしています。