より大きく成長することにも期待が
さらに、この研究では、チョウザメがより大きくなることも期待されています。
収益化までに莫大な時間とコストを要するチョウザメの養殖。
今回の研究結果には、関係者からも期待の声が上がっています。

(宮崎チョウザメ養殖協議会 吉野英利会長)
「魚が大きくなるということは取れる卵の量も多くなるので、養殖業者としての収入面のアップ。もし、卵がとれるまでの期間が短縮できれば、もっと養殖が楽になる」

(ジャパンキャビア 坂元基雄社長)
「いろんな面で競争力がつくし、安定的な生産も可能になるので、これから海外産のキャビアとの競争に立ち向かっていくにはこういった技術を活用して頑張っていきたい」

国際競争力UPへ 技術の産業化を
現在、特許出願中のこの技術。
13日、宮西助教らは、この技術の産業化に向け、県の施設でも協力してもらうよう、県に要望しました。
(宮崎大学農学部 宮西 弘 助教・魚類生理学)
「(この研究は)世界にも例がないことなので、まずこの研究を基盤にして、日本のキャビアも国際競争力をあげていけないといけないし、よりキャビアを作ろう、チョウザメを育ててみようという業者が、まず増えることが大事なので、そういった事にこの技術が使えればいいと思う」

キャビアをより早く、より多く生産することが期待されるこの技術。
特産品の生産効率向上へ期待が高まります。

※MRTテレビ「Check!」6月15日(金)放送分から