ロシアは一方的に併合したウクライナの4つの州で、9月に「地方選挙」を実施すると発表しました。選挙により支配の既成事実化をさらに強める狙いとみられます。

ロシア中央選挙管理委員会は15日、一方的に併合したウクライナ東部と南部の4つの州で、ロシアの統一地方選挙にあわせて9月10日に「地方選挙」を実施することを決定しました。それぞれの州の「議会選挙」など、あわせて80の選挙が実施されるとしています。

4つの州には去年10月に「戒厳令」が出されていますが、プーチン大統領が先月、選挙実施に向け関連法に署名し、戒厳令の下でも選挙が可能になっていました。

ロシアは「統一地方選の一環」として、4つの州でも選挙を実施することで支配の既成事実化をさらに強める狙いがあるとみられます。