よみステージ 音楽劇 『ブンとフン』の公開ゲネプロ&開幕直前取材が行われ、主演のA.B.C-Zの橋本良亮さんをはじめ、浅川梨奈さん、升 毅さんが初日への意気込みを語りました。
本作は、井上ひさし氏の小説家デビュー作となった記念碑的作品「ブンとフン」の令和版。1969年、NHKラジオのために書き下ろし、書籍化もされた作品です。

音楽劇 『ブンとフン』開幕直前取材会




コロナ禍の影響で2021年に上演予定だった本作が、2年越しで初日を迎えるにあたり、主演の橋本さんは、“この日(初日)が来るなんて本当に嬉しいです。2年前、僕がコロナになってしまい、上演ができなくなり、2年の時をこえて、ようやく初日を迎えたことを本当に心の底から嬉しく思っています。この日がやっと来たという感じですかね。手ごたえはあります。自信の方ももちろんありますし、この2年間ずっと温めてきたので、自分の中で、さらにレベルアップしたような作品だと思っています。誰一人欠けることなく、同じメンバーでやれたというのは本当に嬉しいです”と初日を迎える喜びを語りました。

音楽劇 『ブンとフン』公開ゲネプロ


物語の「カギ」を握るナレーター役を演じる升さんは、“2年前だとできてなかったですね。2年前に言われたことがあったんですけど、それを自分なりに咀嚼(そしゃく)して、今回、稽古初日に持っていったんですけど、やっぱり違っていたのですが、今回はすごく明確なアドバイスをG2(演出)からいただいたので、今の形になりました。井上ひさし先生が50年前に書かれた世界観がすごくイメージできるようになって、その中で自分の居場所も見つかったので、この2年ですごくやりやすくなりました”と話しました。

音楽劇 『ブンとフン』公開ゲネプロ


演じていて「一番気に入っているシーン」を聞かれた浅川さんは、“私はブンとフンの中で歌う曲があるんですけど、最後に椅子を囲んで、2人で見つめ合うシーンがあるのですが、これまでの人生で感じたことのないくらいの照れを感じました。稽古が始まって、初日までの間もずっと「ちょっと恥ずかしいな」と思うので、自然に照れるみたいな空気が出せるんじゃないかなと思っていますから、一番好きかなっていうふうに思います”と自身の役の見どころを明かしてくれました。

音楽劇 『ブンとフン』開幕直前取材会


取材会の最後、橋本さんは、“2年前は本番、3日前に僕がコロナになってしまい、中止になってしまって、本当に2年前は悔しい思いをしました。もう本当に1日1日忘れることなく、2年前の台本を今でも使っています。この日が来ることは知ってはいましたけれども、本当に来るんだっていうこの気持ち。この気持ちを、お客さんにも受け止めてもらいたいです。この2年間の思いをぶつけたいと思います”と意気込みを語りました。

よみステージ 音楽劇 『ブンとフン』は、6月15日(木)から6月23日(金)まで、東京・よみうり大手町ホールにて上演されます。


【担当:芸能情報ステーション】