同僚「とにかくやる気がすごかった」


去年夏には、通算5年滞在できる「特定技能1号」に移行すると、介護福祉士の国家資格取得を目指して、毎晩、仕事を終えたあとに机に向かい、勉強を続けてきました。

そんな簡さんを施設の職員たちもサポート。

副施設長の牧口さんは簡さんに毎日課題を出し、間違ったところは、一緒に学習しました。


(メープルウェルフェアーサービス 牧口恵子副施設長)
「とにかくやる気がすごかった。頑張ってるから応援しようっていう気持ちにみんなを巻き込んでいったのが簡さんだと思います。簡さんの人柄だと思います」

介護福祉士の国家試験に合格


こうした努力が実り、簡さんは今年1月に受けた介護福祉士の国家試験に合格しました。

(簡雪梅さん)
「とても嬉しかったですね。これは会社と副施設長のおかげで。サポートしてくれた周りの人に感謝の気持ちでいっぱいですね」


簡さんの頑張りを近くで見ていた同僚は・・・

(同僚)
「一度も疲れたとか、そんなことを言ったことが無くて、すごく頑張り屋さんで勉強とかもですね一生懸命。努力のたまものだと思います」

人手不足が懸念される施設側にとっても大きな意味


また、簡さんの合格は、人手不足が懸念される施設側にとっても大きな意味があるといいます。

(メープルウェルフェアーサービス 小野真介社長)
「今後、当然外国の方を募集して、簡さんには外国の方の生活指導員になってほしいかなと思います。今後は、先のことを見据えて外国人の特定技能生というのを積極的に受け入れていきたいと考えております」


これからの目標は


今後、「介護」の在留資格を申請する予定の簡さん。

ビザが下り、在留期間を更新し続ければ長く日本で働けるようになります。簡さんのこれからの目標は・・・

(簡雪梅さん)
「介護の技術はもっと深く勉強したいですね。中国帰って、日本で自立支援の経験したことを生かして、人の役に立つことがしたいと思います」



(スタジオ)
簡さんは、7月に日本語能力試験の一番レベルが高い「N1」に挑戦するため勉強中だということです。

※MRTテレビ「Check!」5月26日(水)放送分から