「父の日」は1910年、アメリカの女性が「母の日と同じように父にも感謝する日がほしい」と牧師協会に訴えたことから始まりました。

日本には1950年ごろに伝わったとされていますが、同じころに伝わってきた母の日に比べて認知度は高くなかったといいます。

徐々に認知度が高まってきた高知の父の日の様子を、時代とともに振り返ります。

こちらは1970年の父の日。高知市の高知大丸は賑わっています。ネクタイを選ぶ女性がいますね。当時からネクタイはプレゼントの定番だったようです。

当時からネクタイはプレゼントの定番だったようです


そして時は流れ、1994年。デパートの紳士服売り場には、「形状記憶シャツ」や「ポロシャツ」などがおすすめの商品として並んでいました。

形状記憶シャツ」や「ポロシャツ」などがおすすめの商品として並んでいました


さらに、歌をイメージしたんでしょうか、「カラオケネクタイ」なるものも。「北国の春」、「いい日旅立ち」、「思い出の渚」など…時代を感じますね。

「カラオケネクタイ」なるものも


こちらは2003年、スポーツでも使える汗を吸収しやすいポロシャツなどが登場し人気だったようです。

スポーツでも使える汗を吸収しやすいポロシャツなどが登場し人気だったようです


この頃は「仕事で歩き回るお父さんに」と履いていても疲れにくい靴や「ごろ寝の枕」などの寝具類、「甚平」などといった“癒しグッズ”を贈る人も多かったようです。

「ごろ寝の枕」などの寝具類、「甚平」などといった“癒しグッズ”も


そして2010年代、特に「働き方改革」の考え方が広まり始めた平成の終わりごろは、「子どもが絵や模様を描けるパジャマ」や、「保冷機能に優れたグラス」、「トレンドを押さえたおしゃれなシャツ」など、プライベートを豊かにするグッズも登場してきました。

プライベートを豊かにするグッズも登場


仕事で使うシャツやネクタイなどは何十年も前からプレゼントの定番ですが、時代とともにプライベートでも使えるおしゃれなグッズも贈られるようになったんですね。

あなたは何をあげますか?