先月5日に石川・珠洲市で発生した震度6強の地震を受け、県が市内で建設を進めていた仮設住宅4戸が14日午後、完成しました。

今回の地震では、14日時点で市内の住宅で35棟が全壊、218棟が半壊する被害が確認されていて、県は先月19日から珠洲市の正院地区で応急仮設住宅の建設に取り掛かりました。14日午後には、県土木部の職員らが現場を訪れ、建物の設備に不備がないかなどを確認しました。

正院町区長会長・濱木満喜さん
「遠い所へ行って片付けも出来ないとか、ましてや高齢者になると車の運転もなかなか難しいですし、ここだったら歩いて買い物も出来ますしね。大変良いことだと思っています」

完成した仮設住宅は1LDKで、市では14日、15日中にも入居を希望する住民に連絡し、契約手続きを始めるとしています。また、残る12戸についても今月中に全て完成する見込みで、合わせて40人ほどの入居を見込んでいます。