きょう5月最終水曜日は「世界カワウソの日」です。
カワウソの水族館でSDGsへの取り組みが始まっています。
「世界カワウソの日」は、カワウソが絶滅の危機にあることを広く知ってもらおうと、イギリスに本部がある保護団体が定めました。
7頭のカワウソを飼育している三重県の伊勢シーパラダイスでは、この日に先立ち、人気者のツメナシカワウソ「ひらり」のベッドを新調。
三重県産の伊勢檜が使われ、よく見ると、新品なのに、傷が。

実は、ひらり、ベッドの端をかむ癖があり、半年ほどでボロボロになるそうです。
そのため今後は古くなったベッドの木を活用しキーホルダーなどのオリジナルグッズを、製造、販売することにしました。
(伊勢シーパラダイス飼育担当小野田忍さん)
「今までは処分するだけの木材だったが、いろんな人の手に新たな形で渡って、それをきっかけにカワウソにも興味を持ってもらえたら嬉しい」
売り上げの一部は新しいベッドの製作費や三重県の自然保護活動の支援などに充てられます。