反転攻勢を続けるウクライナは東部の要衝バフムト方面などで前進を続けていると発表しました。一方、ロシアのプーチン大統領は「敵に大きな損失が出ている」と主張しています。

ウクライナの国防次官は13日、戦況について東部ドネツク州の要衝バフムト方面で進軍したとしたほか、南部ザポリージャ州のベルジャンシク方面で最大1キロ前進したと明らかにしました。ゼレンスキー大統領も戦果を強調しています。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「バフムト方面では空挺襲撃旅団が複数地域で進軍した」

一方、この反転攻勢についてプーチン大統領は…

ロシア プーチン大統領
「反撃はどこでも成功しておらず、敵に大きな損失が出ている」

さらにウクライナ側は欧米から供与された軍用車両の25%から30%を失っていて、人的損失はロシアの10倍にのぼるとし、ロシア側が撃退を続けていると主張しました。

ベラルーシのルカシェンコ大統領は13日、自国領へのロシアの戦術核兵器の配備について、「すでに準備はできている、数日経てば手に入ると思う」と述べました。

そのうえで「もしベラルーシに対する侵略があれば、ためらわずに使用する」と主張しています。