TSMC進出で懸念される交通渋滞の対策として、国や熊本県が整備を進める中九州横断道路について、整備予定地である合志市が国に代わって用地の取得を行うと発表しました。

中九州横断道路は、九州自動車道の熊本市北区と大津町を結ぶ自動車専用道路で、この区間では多くが合志市内を通り、現時点で2つのインターチェンジの設置も計画されています。

13日の会見で合志市の荒木義行市長は、この道路の早期完成に向けて、用地先行取得制度を活用し、市も国や県と手分けして用地の取得を進めると発表しました。

荒木市長「県だけでやっていればいいじゃないかというわけにはいきませんので、出来る限りいろんな手を使って一歩でも渋滞が緩和できれば」

市は用地取得のため、今年度およそ2億円の予算を計上していて、担当する全体の6分の1ほどの用地については、来年度までに取得を進めたい考えです。