この春採用された教職員の防災教育の研修会が、宮城県内4か所の震災遺構で開かれ、参加者が子どもの命を守る大切さを学びました。参加者の多くは震災当時、まだ小学生でした。
このうち、宮城県山元町の震災遺構・中浜小学校での研修会には、県内の公立学校で今年度新たに採用された教職員およそ100人が参加しました。

参加者はまず、津波を想定し内陸の学校まで徒歩で避難する訓練を行い、実際に自分たちで安全なルートを選びながら避難しました。
語り部:
「右に行くか左に行くかまっすぐ前に行くか。数えていますから決まったら手を挙げて」

その後、語り部の案内で中浜小の校舎を見学し、2階まで押し寄せた津波のすさまじさや、90人が屋上に避難して助かった状況について説明を受けました。
語り部:
「(当時)子どもたちにとっては初めてのとんでもない経験。津波が来るという。そういう中で屋上に上る。心細いですよね。安心して上ってもらうためには先生たちがちゃんと言葉がけをしてくれています」

この研修会は、県教育委員会が2021年から行っているもので、13日は中浜小に加え、気仙沼、石巻、仙台の震災遺構で合わせておよそ580人が参加しました。
白石市立東中学校平 中彩華教諭:
「教諭という立場でやっていく中で、かけがえのない命を預かっていることの責任と自覚を改めて感じた」

県立船岡支援学校 馬場佑人教諭:
「当時自分も小学6年生だったのですけども、実際に校舎に入ってみて小学生時代に感じたことと、教員になってから感じること、担当の生徒がいるのでどう避難するかとか」

参加者の多くは震災発生時はまだ小学生で、当時の自分たちや教員と重ね合わせながら学校防災について理解を深めていました。














