新潟県妙高市出身の畔上和弥選手は、中学まではクロスカントリースキーの選手でした。リレーで全国大会に優勝するなどの活躍をしています。
当時のクロカンの恩師は「苦しさを表に出さない子だった」と振り返ります。

【妙高高原中学校 小林辰男校長】
「気象条件がどんなに変わっても、淡々と。嫌だっていう気持ちはあったかもしれないけれども、表に出さないで頑張ろうかなっていう、芯の強いところ」
恩師が感じていた通りでしょうか。
クロスカントリースキーの選手時代は「本当にきつかった」と、畔上選手は苦笑いします。

畔上選手)特に中学1年生の時、小林先生に教えてもらってる時は部活がキツすぎて『マジか?』と思って。アルペンスキーのスキー場を逆走してリフトまで登れって言われたり…。でも“苦しい中でも頑張る”っていう経験ができたのが、今実業団での陸上につながっていると思う。
関根学園高校に入ってから本格的に陸上に取り組んだという畔上選手。
クロスカントリースキーで高めた身体能力のおかげもあってほとんどケガもせず、帝京大学生の時代には“あこがれ”だった箱根駅伝に4年連続で出場を果たしました。