サッカー明治安田生命J2のいわきFCは、6000人以上が詰めかけた山形との東北ダービーに敗れ、降格圏脱出とはなりませんでした。

いわきFCサポーター「まだサポーターになって日が浅いんです。勝った試合を見たことがないんですよ。何回か行ってはいるんですけど。今日こそは勝つところが見たいです」

高橋広季アナウンサー「あちらにはブルーの多くの山形サポーターが詰めかけています。応援チャントがこだましていて完全アウェイの雰囲気です」

降格圏の21位に沈むいわきFCは、アウェイで13位のモンテディオ山形と対戦しました。

会場に6139人が詰めかけた東北ダービー。まず先制のチャンスをつかんだのはいわきでした。前半22分、嵯峨選手が見事な抜け出しでキーパーとの1対1。しかし、ここは惜しくもポストに直撃。思わず天を仰ぎ、悔しがる嵯峨選手。先制ゴールとはなりません。

試合が動いたのは、後半の立ち上がりでした。相手のコーナーキックからゴールに押し込まれ失点。

その後、いわきは体を張った気持ちのこもったプレーをみせますが、一度波に乗った山形の勢いを止めきることはできず、最終的に0対3で敗戦。

山形との東北ダービーに敗れ、4試合ぶりの勝利とはならず、順位は降格圏の21位のままとなっています。

試合後のサポーター「前向いていくしかないんだよ、チャレンジしていこう」

いわきFC・嵯峨理久選手「あそこでしっかりと決め切れれば落ち着いて試合を運べたと思いますし、とにかくチームメイトとサポーターの皆さんに申し訳ないです。」
いわきFC・村主博正監督「我々はもう追い込まれている状況なので、死ぬ気でトレーニングで改善して、そういう姿を選手たちが見せてくれれば必ずゴールはこじ開けられると思っています。」