北朝鮮が、先月、「軍事偵察衛星」を打ち上げたミサイル発射場で新たな動きが見られるとアメリカの北朝鮮分析サイトが発表しました。新しい液体燃料エンジンの試験の準備をしている可能性があるということです。

北朝鮮分析サイト「38ノース」は、9日に撮影された、北朝鮮北西部・東倉里にある西海衛星発射場の衛星写真の分析結果を公表しました。

写真はエンジンの試験台の周辺を撮影したもので、5日の写真と比べると、通常、試験の際に台の隣に置かれる格納式シェルターが、近くに移動していて、4、5台の車両がとまっているのも確認できると指摘。

新しい液体燃料エンジンの試験の準備をしている可能性があるとしています。

北朝鮮は先月31日、「軍事偵察衛星」の打ち上げに失敗し、近く2回目を行うことを予告しています。

「衛星」打ち上げを通告していた期間は11日午前0時で終了しましたが、今後、事前の通告なしに2回目の打ち上げが行われる可能性もあります。