春の高校野球東北大会は、岩手県勢で唯一勝ち残っていた盛岡三高が10日、宮城第1代表・仙台育英との準決勝に臨みました。

 盛岡三高の先発はここまで2試合を一人で投げ抜いている2年生エース・藤枝歳三。初回は130キロ台後半のストレートと100キロ台前半の変化球で仙台育英打線を三者凡退に抑えます。
 試合が動いたのは3回でした。盛岡三高の内野守備が乱れ3塁へ進塁を許すと、ファースト強襲の当たりで1点を失います。
 盛岡三高は6回、1アウト2塁のチャンスをつくりますが、プロ注目右腕、仙台育英・高橋煌稀の最速152キロのストレートを前にあと一打が出ず、3対0で敗れました。
 盛岡三高は9年ぶりの決勝進出はなりませんでしたが、去年夏の甲子園で優勝した強豪を相手に善戦しました。