近年頻発する豪雨。命を守るために大切なのは「避難すること」ですが、その判断で大事なことはなんでしょうか。
強い雨脚(島田市)。道路が浸水し車が立ち往生(沼津市)。土砂崩れ(浜松市西区)。6月2日、静岡県で相次いで発生した線状降水帯。発達した雨雲が線のように連なることで、1時間当たり50ミリを超える非常に激しい雨が降ったのが県西部でした。濁流が猛烈な勢いで流れる磐田市の敷地川です。堤防が決壊して41棟が浸水。
流された男性(74)が亡くなるなど大きな被害が出ました。
<決壊した堤防の近くに住む80代女性>
「結構降ってた。だから心配でね。その夜はみんな寝ません」
こう話す80代の女性は避難をしませんでした。
<決壊した堤防の近くに住む80代女性>
「2022年(の台風15号の際)、けがをした。ここで溝にはまった。2階もあるし、高いところへ行って『絶対(外に)出ちゃいかんに』って孫が言うものだから」
土砂崩れで男性1人が亡くなった浜松市北区引佐町。この地域は、背後には山という家が多く崖崩れの恐れもありましたが、住民は川の流れを見て避難をするかどうか判断しようとしていました。
<避難をしなかった土砂崩れ現場近くに住む60代男性>
「前を流れている沢の水が上がってきて、自分ちの庭とか流れ込むようになったら避難しようかと思って」
<避難をしなかった土砂崩れ現場近くの70代男性>
「がけ崩れの方が心配ですけどね。裏に山ありますからね。(判断の)明確な線があればいいですけどね。避難はしてない。様子を見る、2階から(川の)様子を見るぐらいですよね。堤防ぐらいまでは水が来てますけどね。越えてはないです」
では、大雨の時、どのタイミングで避難をすることが命を守ることにつながるのでしょうか?静岡県の防災担当者は…。
<県危機報道官 山田勝彦さん>
「気象庁からの情報、市町からの情報が出た時には『命を守る重要なメッセージ』であると認識して受け止めていただければと思います」
自分のいる場所のリスクを理解した上で、5段階の避難に関する情報から判断をします。その中でもポイントとなるのが…。
<県危機報道官 山田勝彦さん>
「(避難情報のガイドラインの)紫のところでございますけれども土砂災害警戒情報が出ましたら市町から『避難指示』が出る可能性があります。避難指示までの段階で確実に避難していくということが重要になろうかと思います。風雨が強くなる前、あるいは明るいうちに避難するといった、ガイドラインによらない避難方法ということも考えておくことが重要であると考えます」
いざという時、戸惑わないためにいま県が進めているのが、「わたしの避難計画」をまとめておくことです。ガイドに従ってどのタイミングで避難するか、どこに避難するかを書きます。どんなリスクがあるかも書き留めておけます。
<県危機管理部危機政策課 木下紘輔さん>
「事前にまとめておくことによってですね、慌てずに行動できると思いますので、ご自宅の冷蔵庫や玄関などの見える場所に貼っていただき、家族などで共有していただきたいと思っております」
「わたしの避難計画」は「静岡県わたひな」で検索すると出てきます。ホームページ上で作ることができます。6月第3週も台風3号の接近が予想されています。事前の備え、万全にしましょう。
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