高知県高知市土佐山で子どもたちが梅の実採りを体験しました。山里の梅園は子どもたちの賑やかな声であふれていました。

足元に注意しながら楽しそうに歩いていく子どもたち。目指しているのは梅園です。

高知市土佐山で梅の実採りを体験したのは土佐山学舎の1年生。土佐山学舎では地域の自然の恵みや、人、ものに触れて、良さや課題を知る「土佐山学」を行っていて、その一環として1年生は毎年梅の実採りを体験しています。

毎年梅の実採りを体験


(土佐山学舎 福井佳織 校長)
「土佐山はユズも有名なんですけどユズだけではなくて梅もたくさん実っているのでこの梅の収穫を体験してほしいということと3月になると梅の花が咲く頃に毎年梅園に行っているので一年通して梅がどうなっていくのかということも体験してほしいなと思っています」

子どもたちが採るのは「南高梅」。日の光に当たる上の部分が赤くなるという特徴に子どもたちは・・・

「南高梅」


ほとんどの児童がはじめてだという梅の実採り。児童たちは厳選しながらうれしそうに梅の実を採っていきました。

「梅干し、うち持っちゅうから食べる。すっぱいのが好きやから。(Q.もっと採りたい)うん。梅、大好きやもん」

うれしそうに梅の実を採っていきました


(農家 鎌倉寛光さん)
「疲れが取れました。梅をはじめて見た子もおったんやないろうか。おじいちゃん・おばあちゃんが漬けてくれた梅はこうなっとたいうのを分かってもらえたらありがたい」

収穫した梅は、自分たちでヘタを取るなどの下処理をし、地域の人に教えてもらいながら梅干しを作るということです。

現在、土佐山ではホタルが見ごろを迎えていてほたる祭りが行われています。梅の収穫体験のあと土佐山のホタルについても学んだ子どもたち。半数ほどの子どもたちがホタルを見たことがなく、みんな、地元の人の説明を熱心に聞いていました。