契約を結んでいた新電力会社が電力小売り業から撤退したため電気料金の負担が増えたとして、宮崎県日向市が、新電力会社に対し損害賠償を求めている裁判です。
およそ2480万円の支払いを命じた一審の判決を不服として、新電力会社が控訴しました。

この裁判は、日向市と契約を結んでいた「ウエスト電力」が、電力小売り業から撤退したため、市が、通常より高い料金で電力供給を受けることになり、およそ2480万円の損害が出たとして、賠償を求めているものです。

先月23日に開かれた裁判で宮崎地裁延岡支部は、「被告に過失がある」などとして市側の訴えを認め、ウエスト電力に対し全額の支払いを命じる判決を言い渡しました。

これを受け、ウエスト電力は、判決を不服として、8日、福岡高裁宮崎支部に控訴しました。