東海地方を襲った記録的な大雨から、9日で一週間。CBCテレビ「チャント!」の大石邦彦アンカーマンが、大雨の被害を受けた愛知県蒲郡市・三谷温泉の老舗旅館、平野屋を訪ねました。

(大石邦彦アンカーマン)
「昨夜からの雨は上がりましたが、心配だったのでは?」

(平野屋 平野寛幸社長)
「心配でした」


平野屋では2日の大雨で、館内に電力を供給する機械室などがある一階部分が浸水。4月にオープンしたばかりの自慢のサウナ室が特に大きな被害を受けました。


(大石邦彦アンカーマン)
「土のうが積んでありますね」

(平野屋 平野寛幸社長)
「ここは何度も従業員と見にきてチェックしました」

サウナ施設は懸命の復旧作業で、6月3日の夜には営業を再開。平野屋は通常営業に戻りました。


ところが8日の大雨で、平野屋の駐車場には再び土砂が流入しました。

(大石邦彦アンカーマン)
「これがきのうの大雨で流れてきた土砂ですか。結構流れてきたんですね」


駐車場に置かれたコーンには、「土砂災害の恐れがあるため駐車禁止」と紙が貼られていました。

(平野屋 平野寛幸社長)
「われわれのような観光業は、“環境”を売りにしているので、(自然災害とも)うまく付き合っていかなくてはいけない」