ジャニー喜多川氏による性加害の問題をめぐり、自民党は9日、児童虐待防止法について、今の国会での改正を見送ると立憲民主党に伝えました。

立憲民主党 安住淳 国対委員長
「過半数を持っている自民党が、この問題について踏み込んだ対応しなかったのは残念です」

自民党の高木国対委員長と立憲民主党の安住国対委員長が会談を行い、高木国対委員長は児童虐待防止法について、今の国会での改正を見送ると伝えました。

一方、両党は、▼政府の関係府省連絡会議で議論を行うこと、▼法改正を含め、再発防止策について引き続き両党で協議することで合意しました。

立憲民主党が提出した改正案には地位を利用した第三者による虐待を通報する義務が盛り込まれていて、被害を受けた元ジャニーズJr.の男性たちが今の国会での成立を訴えていました。