新潟を代表する洋画家の一人、関屋俊彦さんの作品を集めた展覧会が見附市で開かれています。

浮き出るような“赤”が目を引く一枚の絵…都会の情景をイメージした作品で、独特な色彩感覚と大胆なタッチが特徴です。

作者の関屋俊彦さんは1912年に新潟市で生まれ、戦後の新潟美術界をけん引した洋画家です。会場にはヨーロッパや新潟の風景などを題材にした油絵やパステル画、およそ60点が並びます。

村上市の岩船漁港を描いたとみられる作品は94歳ごろのもので、晩年になっても、印象的な大胆な構図は変わりません。
【ギャラリーみつけ 小沼智恵利さん】
「今の時代にも通じるような色彩感覚であったり、画面の構成力(が魅力)。楽しんでお客様に見ていただければと思います」

時代を経ても色あせない作品の数々は、ギャラリーみつけ(見附市昭和町)で25日まで展示されています。