新潟市中央区に本社を置く『新潟交通』が8日に会見を開き、国土交通省北陸信越運輸局に9月からの運賃変更認可を申請したと発表しました。増税に伴わない値上げ申請は14年ぶりです。
初乗りで10円、均一区間で50円のアップとなっており、新潟市民の足にも値上げの波が寄せてきました。

上限運賃の変更を申請したのは、新潟市内を中心に運行する40の路線バスです。
「初乗り運賃」を現在の180から190円に、新潟県庁や新潟駅などの新潟市中心部で設定されている「均一運賃区間」を210円から260円に値上げするという内容です。

新潟交通では、ウイルス禍や人口減少により利用者が減ったことに加え、車両の入れ替えや人件費の増加、燃料費の高騰などが今後見込まれるためとしています。
認可されれば消費税増税以外の理由では14年ぶりとなる値上げとなります。

【新潟交通 古川公一 常務】
「厳しい経済情勢のなか、お客様にはより一層の負担となってしまい申し訳ありません。今後も誠心誠意説明していきたいと思います」

認可の結果については、8月上旬までに通知が届くということです。