8日(木)午後6時現在、フィリピンの東海上にある台風3号は時速15キロで西北西へと進んでいます。8日(木)午後になると風速25メートル以上の暴風域を伴うようになりました。

このあと、さらに発達して、9日(金)には強い勢力となる予想です。その後、次第に進路を北東よりに変えながら北上、関東の南海上を進んで日本の東へと進む可能性が高くなっています。

アメリカ海軍の予想も同じような傾向です。

アメリカやヨーロッパの海外予報機関が予想した進路のシミュレーション結果も同じような傾向です。コースのブレ幅は数百キロ程度ありますが、北東に進んでいく傾向はそろっています。

先週、西日本から東日本にかけての広い範囲では梅雨前線と台風の組み合わせによって記録的な大雨となりました。

今回は2号に比べるとやや離れた場所を進む予想のため、中国地方や九州北部地方などではにわか雨が降りやすい程度で大雨の可能性は低くなっています。

一方で、太平洋沿岸では活動が活発となった梅雨前線の影響を受けてまとまった雨となり、大雨となる地域も出てくるおそれがあります。

台風が離れたコースを通っても梅雨前線による雨の降り方には注意してください。