価格高騰が続くガソリン価格の負担軽減策として、政府が石油元売り会社に支給している補助金。6月から段階的に縮小されることになりました。
そして7日、6月最初のガソリン価格の発表がありました。

石油情報センターによりますと、6月5日時点のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で168.7円となり、前の週と比べ0.3円値上がりしました。値上がりは3週連続となります。

そして、山陰両県でも、鳥取県では170.8円で前の週に比べ0.4円の値上がり、島根県では170.3円で0.6円値上がりしました。

キャスター 木嶋雄大
「ガソリン価格、依然高い状況が続いています。そんな中、政府が行っているガソリン補助金ですが、今月から縮小されることが発表されています」

国はガソリン価格の高騰を受け、基準価格の168円を超える部分について、5月は最大で25円を補助していましたが、6月から段階的に縮小することを決定。補助率が2週間ごとに1割ずつ縮小し、最終的に9月末で終了となります。

仮にガソリン価格が現在の水準のまま推移した場合、補助金が減っていくのに伴いガソリン価格は値上がりすることになります。

これには店側からも不安の声が…。

山陰石油ハートピア皆生給油所 潮淳司店長 
「現状では、(店頭価格が)上がってくるのではないかとは個人的には思っております。原油の価格が下がってきている基調ではありますけども、政府の補助金がなくなると相殺ができなくなってきた場合に、店頭価格への反映が懸念される所ではありますね」

そしてドライバーも。

ドライバー
「また高くなるの?やばいですね。上がる一方だからさ、なんでって言ったってしょうがないけどな」

今後のガソリン価格、一体どうなっていくのでしょうか?